20代ADHD OLだった私が仕事でとても悩んでいたことの一つは、
指示された仕事が素早く理解できず、そして不明点を人にうまく質問できず、
仕事が進まないというものだった。
仕事で自分が分からないことを聞くためには、
①何に困っているのかを自分で理解する
②聞ける相手を見つける
③その相手が相談できる状況か確認する
④相手に不明点を伝えて確認し、解消する
このステップを乗り越えればよかった。
でもこのステップは私にとっては苦行だった。
何年仕事をしても、わからないことを聞いて解決して仕事を進めることができず、
苦しんでいた。
それは、人に質問できない原因が別にもあったから。
最初は、仕事で指示されていることが理解できていないからだと思っていたし、それも間違いではなかった。
でもその根っこでは、
・仕事の進め方を自分で考えて行動に移せないほど、
自分の発想に自信がなく、否定し続けていたから。
そして、頼まれたことと全然ちぐはぐなことを聞いたりして、
仕事を頼んだ相手や周囲の人を失望させ、非難されることがとても怖かったから。
要するに、
■自信がない自分が、人の目ばかりを過度に気にして仕事どころではなかった
のです。
与えられた仕事に対して、自分なりにこう捉えている。このように理解しました。
というものがなければ、そもそもそこからの疑問点ははっきりとでてこないもの。
今思い返すと、
自分の中から沸き起こるアイデアや自分なりの考えは、
自信喪失から頭の中から瞬時にかき消してひたすらパニックになっていました。
これが、自分なりに振り返って、人に仕事の質問ができない原因だと今は捉えています。
もう34歳。気づくまで、なんて長い道のりだったんだろう。笑
でも、苦しんできたけど、気が付けてよかった。
変な失敗をしないように、完璧にできなければ、ということばかり神経を尖らせてしまうのは、
今もまだ完全に抜けきれないけれど、そうやって俯瞰して自分を見れたり、
自己理解が深まれば、必要以上に自分を責めることなく大切にして過ごせると思う。
<まとめ>
自分が仕事が思うようにできず、周りともうまくなじめないと苦しんでいたのは、環境のせいばかりではなく、
・人目を過度に気にしていたこと
・ミスが重なる自分を完全コントロールするために自分の発想を全て否定し、責めることばかりだった
から。
本来は仕事をしにくるだけの場所なはずなのに、自分は変なことしださないか、浮いていないか、周りからの評価ばかり気にしていた結果が、自分を苦しませていた。
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おまけ
ミスをしても、わからなくても、それを過度に気にせず、考えすぎず対策だけ練ってミスに備えられる人は、
私と同じ特徴をもっていたとしても元気に仕事ができるだろう。
でも、私はそうできなかった。
とことん気にした。
とことん悩んだ。
気にしている自分は、心の器の小さい人間なんじゃないかと思った。
気にしている自分は、恥ずかしい人間だと思っていた。
「発達障害なんて、ないよ。」
という人も世の中に普通にいるし、そうとらえるのも間違っていないと思う。
発達障害は、人によってはとても重要なトピックで存在するし、
人によっては存在しないと思えるほど関係のないものだと思うから。
捉え方の違いだから、それで良いと思うんだ。
大切なのは自己理解。
そして、自分をどうしたら過ごしやすいのか、考えること。
以上っ
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