当時20代会社員OLがADHDと診断された10年前の話。

もう10年近く前の話だけど、会社員時代、仕事でミスしやすいことを悩み、周りとうまくコミュニケーションをとろうとすると疲弊しまくり、働くことにすっかり自信をなくした私は、朝起きれなくなってきていた。

社会人になって2年ほど経った朝の目覚め時、どうしてもトイレに行きたくなったけど、ベッドから起き上がることを頭で拒否し続け動けなくなっていた。

理由は、ベッドから起き上がると、自分がミスをしてまた人に迷惑をかけるのではないかとびくびくする一日が始まってしまうから。

頑張ってにこやかに会社に行っているけど、楽になりたくて、カウンセリングを受けにいった。

カウンセリングの流れで、発達障害のテストを受けることになった。

テストは終わった後、頭はとても疲れていたと思う。

「ADHDという結果がでましたが、障碍者手帳を発行されますか?」とお医者さんから言われ、発達障碍のことを本格的に調べるようになった。

お医者さんから、発達障害やADHDについて説明を受けて、これまで悩んできたことに少しだけ肩の力が抜けた気がした。

私が実際に困っていた項目を思い返してみる↓

・仕事の指示がすぐに理解できず、間違った方法で仕事を進めてしまう

・上司に相談するタイミングがわからない

・怒られると思うと怖い

・気がとても散りやすい

・凡ミスが多い

・順序だてて物事を進めることが苦手

・先ほど言われた指示を、しっかり聞いてメモまでとって念押ししていても、そっくりそのまま忘れてしまう

・難所は乗り越えたのに、詰めが甘く最後まで物事をやり遂げることが苦手

・コツコツが苦手

・苦手意識のあるものをぎりぎりまで先送りして結局間に合わない

・物忘れが多い

・書類の記入もれが多い

・タイミングを計っているうちに、忘れる

・言いたいことがうまく伝えられない

・考えすぎて面倒になる

・完璧主義なのにミスが重なる

・予定を詰め込みすぎる、スケジュール管理が苦手

・遅刻しがち、もしくは、いつもなぜか時間ぎりぎり

・3人以上の会議は、何を話しているのか全くついていけず、下を向くしかない状態

ADHDというと、忘れやすいとか、凡ミスが多いとかが良くネットでも出てくるけれども、

個人的には指示されている仕事内容がすぐに理解できず、上司や周りの人にも聞けない状況に一番苦しんでいた。

病院がそういう自分はそういう特徴があるんだよと伝えてくれたことで肩の力が抜けた部分はあったんだけど、

◎じゃあどうしたら仕事しやすくなるのか?

◎じゃあどうしたら社会で自分の居場所ができるのか?

…は解決できるとは思えなかった。

そして自分が感じている違和感は、ADHDだけでないことに10数年後に気づくことになる。

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